2014.02.16 

住宅の希望条件は「間取りと広さ」から考えよう

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不動産を購入するとき、家族みんなが納得して住めるように住宅に希望する条件を整理しておく必要があります。
駅から近くて通勤までの時間の少ない所にしたい、買い物の便利なところに住みたい、リビングの広い部屋がいい、など、いろいろな条件をそろぞれが持っています。

しかし、みんながばらばらに意見を言っている状態では、条件が整理されていませんから不動産をさがすときに話がまとまりません。
全員の意見を聞いて考えようとすると、そこまでの不動産にはなかなかめぐり逢えません。

目次

まずは間取りと広さの希望をまとめる

落ち着いて、条件を一つ一つ整理してください。
まず最初は間取りと広さの希望をまとめましょう。

間取りや広さは家族の数によっても異なります。
今後、子供を考えている家庭であれば、子供が生まれた後のことも考えて選んでください。

間取りや広さが決まれば、すでに予算は出ているのでその予算で購入できるエリアなどが絞られます。
駅から近い方がいい、通勤に便利な所が良い、という意見を持つ方はもちろん多いです。

子供の学校の問題、勤務先までのアクセス、何を一番に優先するかを考えて、予算内に合う場所を選んでください。
だいたい場所まで絞られてきたら、今度はそれ以外の条件を考えます。

家族構成から考える希望条件

戸建て住宅やマンションなど住宅を購入する前に、希望条件を整理しておく必要があります。
希望条件は各家庭で異なると思いますが、現在の暮らしだけでなく将来の暮らしも見据えることが大切です。
現在夫婦2人で生活しているご家庭でも、将来子供が生まれると生活のあり方だけでなく必要な生活スペースが大きく変わってきます。
お子さんがいらっしゃる家庭では、子供部屋についても考えておかなければなりません。
例えば子供2人で同じ部屋を使っていても、将来はお互い個別の部屋が必要となるため、子供の人数に応じた部屋数が必要になります。
子供が小さい頃は1つの部屋として使用し、子供が成長したら間仕切りして2部屋にすることも可能です。

増改築・リフォーム

リフォームをするなら戸建て住宅の方が向いていますが、マンションでも水周り設備を新しくしたり間取りを変更することはできます。
マンションの場合でも改築は可能ですが、マンションによって制約がありますし戸建て住宅に比べて改築の自由度が低いため、子供の成長に合わせて間取りを変えるのが難しいケースがあります。
マンションは増築ができないため、将来家族が増えた時に増築をするなら戸建て住宅が向いています。

ペットの飼育

戸建て住宅の場合は室内で犬や猫などのペットを気兼ねなく飼えますが、マンションによってペット飼育について制約がある場合があります。
また室外で犬を飼う場合は、犬小屋の設置場所や庭などが必要になるため、室内の間取りだけでなく庭なども含めペットを飼える条件が整った物件を探さなければなりません。

新築住宅と中古住宅

新築住宅の場合は住設機器を含めまっさらな状態というメリットがあり、中古住宅は新築住宅よりも価格が安いというメリットがあります。
最近では中古リフォームやリノベーションを希望する方が増えていて、中古住宅を安くで購入して住設機器などを一新して新築と変わらない状態にすることも可能です。

家族にとって一番優先度が高いものをポイントに考えてみましょう

住宅に希望する条件をあげたら、おそらくキリがありません。
しかし、家族にとって何が一番優先なのかをしっかり話し合って決めましょう。

不動産は一生のうちに何度も買うものではありません。
ですから住んだ後で後悔しても遅いのです。

家族全員で話しあい、全員が納得できる夢のマイホームを見つけてください。
最初から希望する条件が整理されていて優先順位まで決まっていれば、スムーズに家探しが進められます。

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この記事を監修した人

スターフォレスト代表取締役
増田浩次(ますだこうじ)

埼玉県出身。親族の大半が不動産業界を営んでいたことから、自身も不動産業界へ入って30年近くが経ちます。モットーは、お客さまに喜んでいただけるような的確な提案をすること。お客さまには物件の良いところも悪いところもすべてお話しています。
宅地建物取引士、住宅ローンアドバイザー、損保募集人資格を所持しておりますので、住宅ローンや資金計画のご相談・アドバイスもお任せください。

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