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2016-10-11

事前調査が鍵になる!中古マンションの防災対策を知るためのチェックリスト

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家を買う、というのはとても大きな決断です。そのため、事前にきちんと調査することが必要です。今回はこれを、「防災対策」の観点から見ていきましょう。

中古マンションを購入するときは防災に目を向けたい

中古マンションを購入するときに「防犯対策」と合せて考えたいのが「防災対策」です。

中古マンションの防災対策は、そこに住んでいる住人が主体となって行うべきだ、と考えられています。中古マンションには管理組合がいますが、「持ち家」にも分類される中古マンションの場合はなかなか管理組合が踏み込みにくい部分もあるからです。

ただ、「住民が主体となって防災対策をしていく」といった場合でも、「どこまでの協力が求められるか」というのはそのマンションによって違いがあります。

防災のための打ち合わせをしようとしても全世帯が参加できるわけではありませんし、場合によっては近所と付き合わないことで防犯性を高めている世帯もあるでしょう。(たとえば母子家庭などです)

このようなときには、やはり、ある程度の公の性格を持ちうる管理組合に力を借りることが望ましいと言われています。

自分が購入しようとしている中古マンションは自治会と管理組合、どちらが防災対策の中心となっているのか、そしてそれが自分の生活に合っているものなのかを考えるようにしましょう。

また、マンション自体の防災性能にも注目する必要があります。それは次の項目で見ていきましょう。

中古マンション 防災チェックリスト

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「グレード」……一般的に、ハイグレードなマンションであればあるほど防災性に優れていると考えられます。多少部屋が狭くなったり、築年数が経過していても、グレードの高いマンションを選んだ方がよい場合もあります。

「耐震性・免震性」……2011年の東日本大震災の後に着目されるようになったのが、この「耐震性」なのではないでしょうか。しかし、マンションの耐震性を調べるのは専門家でなければ困難です。そのため、特に知識のない人でもわかりやすいよう、2000年に「住宅性能表示制度」が設けられました。

この住宅性能表示制度は、「新しい耐震性基準を設けたが、それよりも強い耐震性を持つ建物は、『級』をつけて表記する」というもの。通常の建物よりも20パーセント増しの耐震性を誇る建物は「等級2」、50パーセント増しの耐震性を誇る建物は「等級3」で表示されます。地震が怖い人はこれをチェックします。

また、一戸建てとは違い、マンションには「階層」があります。高い階層に住んでしまうと、大したことのない揺れでも部屋が激しく動くことがあります。このような恐怖から逃れるためには、「耐震」だけでなく「免震」にも注目する必要があります。

「耐火性」……「耐震性」と並んで確認したいのが、「耐火性」です。これも上でお話した「住宅性能表示制度」に記載があります。

これは、「延焼のしやすさ」「火に耐えられるかどうか」を考えたもので、以下の箇所の耐火性によって判断されます。

  • ・窓や扉などの部分
  • ・外壁など
  • ・仕切りの壁

「たとえ火が来ても、窓や扉が20分以上にわたって火の進行を抑えることができる」というものは「等級2」、「1時間以上耐えられる」というものは等級3とされます。
壁に関しては、20分~44分耐えられれば「等級2」、45~59分耐えられれば「等級3」、1時間以上耐えることができるのであれれば「等級4」とされます。

ちなみに、「仕切りの壁」の場合、マンションは「等級4」と評価されます。

中古マンションを買うときはまずはこれらを確認しましょう。

まとめ

ただ、災害は地震や火事だけではありません。
洪水などの対策も考えたいものです。その土地で昔大水が出なかったかをきちんと確認しましょう。そのうえで、きちんと防災グッズや保存食を用意しておくことが重要です。特に水は重要です。1日あたり、1人3リットルの水を備蓄しておきましょう。

災害は、どれほど気を付けていても人間に防ぐことはできません。ただその備えをしておくことで、生存確率は高くなります。