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2014-02-16

不動産価格が適正であるかどうかの考え方


●不動産には相場がある
寿司屋に書かれている時価のように、不動産市場には変動する相場があるためその時々で不動産価格が上下します。
不動産を売却する、または購入する場合、その時の不動産市場の相場によって価格が変わってきます。
1年前の価格と現在の価格では違っている場合がほとんどですし、時期によっても相場が変わるので一定ではありません。

●不動産は売り手と買い手の合意によって成立する
不動産には相場があると述べましたが、相場はあくまでも価格の参考であるため、最終的には売り手と買い手が合意した価格がその不動産の最終価格になります。
売り手は少しでも高く売りたいと考えますし、買い手は少しでも安く買いたいと考えます。
売り手の売却希望価格を大きく下回る価格だと売買は成立しにくいですが、交渉次第で売却希望価格から下げてもらうことは可能です。
仲介する不動産会社は、売り手と買い手がお互い合意できる価格になるよう調整したり、買い手の値下げ希望などの交渉を代行します。

●売買には不動産価格以外の要素も絡んでくる
不動産の売買は不動産自体の価格だけでなく、現状の不動産の条件なども絡んできます。
例えば老朽化したビルを売却する場合、必要となる修繕費を考慮して不動産価格を値下げする場合があります。
商業ビルの場合はエレベーターを設置するなど環境を整備しないとテナント募集をすることが難しい場合、どうしても相場よりも不動産価格が下回ってしまいます。
例え他の購入希望者がその条件でこの価格は厳しいと言って購入を事態しても、他の購入希望者が同一条件で合意すれば売買は成立します。
不動産価格には相場がありますが、最終的にその価格が適正であるかどうか、それだけの価値があるかどうかを判断するのは買い手に委ねられています。
もちろん相場を大きく上回る不動産価格を設定しているとなかなか買い手がつきませんので、価格査定をした上で一般的に適正と思われる価格を算出し、その上で条件などの交渉を踏まえて売り手と買い手が合意する価格を決めていきます。