• TOP
  • 住宅購入
  • リフォーム・リノベーション
  • お金・制度
  • 地域紹介
  • コラム

2014-02-17

住宅ローンの3種類の金利タイプ


住宅ローンの金利は主に「完全固定金利型」「変動金利型」「固定期間選択型」の3種類があり、それぞれ異なる特徴を持っています。
住宅ローンには複数の商品を組み合わせるタイプなどがありますが、これらの3種類の基本的な金利タイプについて解説したいと思います。

●完全固定金利型(全期間固定金利型)
完全固定金利型は文字通り金利が固定されているタイプで、借入時の金利が変わることがありません。
金利が高めになる傾向がありますが、金利情勢が変わって金利が上昇しても完全固定金利型で契約した住宅ローンの月々の返済額はずっと変わりません。
金利が変わらないので安心感がありますし、返済額が固定されているので返済しやすいというメリットがあります。

●固定期間選択型
固定期間選択型は2年、3年、5年、7年など選択した期間は金利が変動せず、期間が終了すると変動金利になります。
例えば5年を選択すると5年間は金利が変わることがありませんが、5年経過した後は金利が変動します。
固定期間が長くなるほど銀行が追うリスクが増えるため、選択期間が長いほど金利は高くなってしまいます。
期間終了後の金利の上昇率に上限がないため、固定期間終了後は金利情勢によっては返済額が大幅に増えてしまうことがあります。

●変動金利型
変動金利型は半年ごとに金利の見直しが行われるタイプで、返済額は5年ごとに見直されます。
返済額の見直しが5年ごとなので、金利が上下しても5年間は返済額が変わりません。
金利変動に伴って返済額が上昇する場合がありますが、返済額の増額は前回の返済額の25%までという上限があるため、急に倍の金利になるというようなことはありません。
世の中の経済情勢に大きく左右されるため、金利上昇に伴う返済額増額のリスクがあるタイプです。
低金利の時に住宅ローンを組むと、金利上昇によって後々返済額が増えるというリスクがあります。
金利上昇も加味して毎月の返済額をシミュレーションする必要がありますが、将来どれくらい金利が上昇するかは予想がつきにくいという難点があります。