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2014-02-17

公的ローンと民間ローンそれぞれの特徴


住宅ローンの借入先は、大きく分けると公的ローンと民間ローンに分かれます。
公的ローンと民間ローンそれぞれの特徴を解説していきます。

●公的ローン
公的ローンには財形住宅融資と自治体融資があります。
財形住宅融資は財形貯蓄を1年以上継続、かつ貯蓄残高が50万円以上ある方が利用できる住宅ローンで、借入可能額は財形貯蓄残高の10倍の額と定められており、最高4,000万円まで借り入れることが可能です。
金利は5年ごとに見直しが行われる「5年固定金利制」を採用しています。

自治体融資は各自治体が設けている住宅ローンで、利用条件、金利タイプ、借入可能額などは自治体によって異なり、自治体融資を設けていない自治体もあります。

●民間ローン
民間ローンは銀行・信用金庫・労働金庫や、JA(農協)、生命保険会社などがあり、民間金融機関と住宅金融支援機構が提携して共同で提供している「フラット35」も民間ローンに含まれます。
銀行融資の場合は公的ローンよりも制限が少ない場合が多く、金利タイプは「固定金利選択型」や「変動金利型」が主になります。
商品のバリエーションが豊富なので条件に合った商品を選ぶことができます。

JA(農協)が提供している住宅ローンはJAの組合会員になることで利用可能となり、生命保険会社による住宅ローンの金利タイプは「全期間固定金利型」が中心となっています。

「フラット35」は最長35年の長期固定金利住宅ローンで、借入時の金利が返済終了まで変わりません。
「変動金利型」は半年に1度の金利の見直し、5年ごとの返済額の見直しが行われ、経済情勢・金融情勢に伴って金利が変わりますが、「フラット35」はどんなに金利が変動しても毎月の返済額が変わらないので返済計画を立てやすいというメリットがあります。
また、通常の住宅ローン利用時に必要な保証料が「フラット35」にありませんし、保証人も不要なので借りやすく、通常は発生する繰上げ手数料も0円となっています。