日本全国各地に多数の不動産会社があるため、住宅を購入する際にどの不動産会社を選べばいいのか迷ってしまうことでしょう。
不動産会社にはそれぞれ特徴があり、取り扱っている物件が違いますし対応も異なります。
大きく分けると「多店舗展開型」と「地域密着型」の不動産会社がありますので、それぞれの特徴を解説していきたいと思います。
●「多店舗展開型」の不動産会社
CMで見たことがある不動産会社は全国各地に店舗を展開していることから、「多店舗展開型」と呼ばれます。
「多店舗展開型」の不動産会社のメリットは支店同士で情報を交換しているため、広い範囲で物件を探してもらうことができる点です。
幅広い物件情報の中から物件を探してもらえるという大きなメリットがあるため、希望物件が見つかりやすいと言えます。
名前が全国的に広く知られているという安心感があります。
デメリットはマニュアルに沿って物件探しや交渉が進められるため、融通が効きにくいという点です。
●「地域密着型」の不動産会社
全国展開はしていない「地域密着型」の不動産会社のメリットは、その地域の不動産にとても詳しく、不動産だけでなく地域の情報にも長けているという点です。
物件数では「多店舗展開型」の不動産会社に劣るものの、対象地域の不動産の質は「多店舗展開型」の不動産会社に負けていません。
「多店舗展開型」の不動産会社は地元で信頼されて賃貸管理などを任されていることが多く、「多店舗展開型」の不動産会社が取り扱っていない物件も持っています。
交渉などの頼みを聞いてくれやすく、融通が効きやすいというメリットもあります。
デメリットは対象エリアが限られているため、扱っているエリアから遠方の場合は対象外となっている場合がある点です。
いずれのタイプの不動産会社もスタッフや担当によって対応は異なるため一概にどちらがいいとはいえませんが、対象エリアや取り扱っている物件内容に大きな違いがあります。
この記事を監修した人
スターフォレスト代表取締役
増田浩次(ますだこうじ)
埼玉県出身。親族の大半が不動産業界を営んでいたことから、自身も不動産業界へ入って30年近くが経ちます。モットーは、お客さまに喜んでいただけるような的確な提案をすること。お客さまには物件の良いところも悪いところもすべてお話しています。
宅地建物取引士、住宅ローンアドバイザー、損保募集人資格を所持しておりますので、住宅ローンや資金計画のご相談・アドバイスもお任せください。