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2020.11.05 

ネット銀行でも住宅ローンを組むことはできる!ただしデメリットもあります

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昨今、実店舗を持たない、いわゆる「ネット銀行」が増えてきました。
ネット銀行はスマホ一つで決済業務ができるうえ、イオン銀行や楽天銀行など、メインである事業と連携することで、ショッピング時にポイント特典があるなど、持っていて嬉しい点が豊富にあります。

そしてこのネット銀行では、住宅ローンを組むこともできるのです。

住宅購入を検討されている方は、「住宅ローンは絶対ネット銀行で」とお考えの方も少なくないはずです。確かに、ネット銀行は市中銀行と比べて金利が低いため近年人気が上昇している一方、デメリットが潜んでいることも事実です。

注意したい主なデメリットは、

  • 審査の基準が厳しい
  • 事前審査の制度が低い
  • 物件によっては融資対象外となる
  • 諸費用が割高になる可能性がある

などが挙げられます。

今回は、ネット銀行における住宅ローンのデメリットと利用する場合の注意すべきポイントを解説していきます。

ネット銀行で住宅ローンを組むデメリット4つ

低金利であるネット銀行で住宅ローンを組みたい方は多いでしょう。しかし、場合によってはそもそも組むことが不可能なケースすら存在します。
ここではネット銀行で住宅ローンを組むデメリットを4つご紹介します。

頭金についても知っておきたい方は、こちらの記事もあわせてご覧ください。
不動産購入を決めたら、まずは住宅ローンの頭金を確保しておきたい理由を解説

本審査の基準が厳しい

ネット銀行は、市中銀行と比較して審査基準が高いと言われています。

ネット銀行は対面での面談が無い分、審査を書類内容だけに頼るため、必然的に基準が厳しくなるのです。また、与信内容が十分であったとしても、自己資金を出さない「フルローン」の場合では、希望した借入額よりも減額されてしまうケースも珍しくはありません。

事前審査の制度が低い

本審査の基準が厳しい一方で事前審査は精度が低い、つまり「審査が甘い」と言われています。

市中銀行であれば、借り入れ予定者本人からの申告に基づき、銀行自らが信用調査会社へ問い合わせ、個人情報・収入情報・物件情報の観点から総合的に融資判断を行います。

一方ネット銀行は、借入予定者本人からの情報だけに頼って判断する簡易的な方法です。
したがって、「事前審査ではOKだったのに、本審査でNGになった」ということが、しばしば発生するのです。

物件によっては融資対象外となる

ネット銀行では、ほとんどの銀行が借地権の物件は融資対象外としています。
また、築年が65年経過するまでに住宅ローンの完済が必要な場合もあり、返済期間に制約を受けることもあります。

諸費用が割高になる可能性がある

ネット銀行は、借入時に概ね借入額の2%程度(※銀行により異なる)を事務手数料を支払う必要があります。
ネット銀行の住宅ローンでは保証会社が介在しない分、回収リスクが高まることを理由に最初に多額の事務手数料を取ることが一般的です。

一方で、市中銀行の保証金についても35年間の借入期間である場合、結果的には借入額の2%程度となりますが、繰り上げ返済などにより予定よりも完済が早まった場合には支払う保証金の総額が少なくなります。

そのため諸費用面で考えると、ネット銀行は市中銀行よりも割高となる可能性があるのです。

ネット銀行で住宅ローンを組むのは危険?

ネット銀行は市中銀行、とりわけ都市銀行と比べるとまだまだ知名度が低く、ネット銀行を利用すること自体に不安を感じている方もいるようです。

確かに、紙の口座や印鑑を使用せず、ネット上だけで手続きを完結するため不正利用などのセキュリティ面ではリスクがあるのも事実です。

しかし、最近では取引の安全性向上のため、ワンタイムパスワードの導入など各銀行がセイキュリティ強化を図っており、インターネットバンキングにかかる不正送金の発生件数は大幅に減少しています。

ネット銀行で住宅ローンを組むメリットもしっておこう

ここまでネット銀行のデメリットをいくつかご紹介しましたが、ネット銀行で住宅ローンを組むことはそれ以上に大きなメリットがあります。

ここからはネット銀行で住宅ローンを組むメリットをご紹介します。

金利が低い

ネット銀行の一番大きなメリットは、「低い金利であること」です。
昨今の低金利政策により、住宅ローン金利は市場空前の低金利と言われています。そのためメガバンクを含めた市中銀行であっても、変動金利が最低0.5%前後の銀行も少なくありません。

しかし、その上を行くのがネット銀行です。
最近では最低0.4%を切るようなネット銀行も登場しており、この金利の低さがネット銀行の1番の特徴であり強さでもあります。

ただし、この金利は経済情勢や銀行の財務状況など時期により変動していますので、常に金利動向には注意してください。

サービス面が充実している

ネット銀行は、その企業母体が金融業以外の事業をメインとしている会社が多くあることが特徴です。
イオン銀行や楽天銀行などは、住宅ローンの借入をすることによって、買い物をした際のポイントアップなどの特典が受けられるなど、暮らしに役立つメリットがあります。

来店が必要無い

市中銀行の場合は、住宅ローンの契約手続きなどで実店舗へ足を運ぶ必要がある一方、ネット銀行では基本的に全ての手続きがネットや電話、郵送などで完結します。
そのため、なかなか平日に休みを取れない方にとっても、十分対応できる点もメリットの一つです。

ネット銀行の選び方と注意点

ネット銀行の選び方として、以下3つの点を基軸に検討すると良いです。

  • 金利で選ぶ
  • 他サービスとの連携で選ぶ
  • A T M手数料や振込手数料で選ぶ

特に、ATM手数料や振込手数料は各銀行でかなりのバラつきがあります。
住宅ローンの借入に合わせて、ネット銀行の口座を給与口座などのメインにされる方は、お金の出し入れが多くなるため、手数料条件については必ずチェックしておきましょう。

ネット銀行で住宅ローンを組むときの条件

ネット銀行はメリットがたくさんありますが、条件によって向き不向きがあります。
下記の条件であれば、ネット銀行が向いていると言えるでしょう。

  • 変動型金利で借りる方
  • 新規もしくは借換の方
  • 自己資金があり、十分な与信がある方

ネット銀行は変動型の設定金利は低いものの、固定金利については市中銀行の方が低い場合があります。そのため、金利上昇を懸念し固定金利を希望される方にとっては不向きと言えます。

また、ネット銀行は本審査に時間がかかるため、新築を建てるために土地を購入する際や、中古の買い替えで購入を先行する際に用いる「つなぎ融資」は、条件によっては利用できない可能性があります。

さらに、デメリットでも記載したとおり、ネット銀行は市中銀行よりも審査基準のハードルが高い傾向にあります。
つまり、自己資金があり十分な与信がある方でないと、希望した借入額の承認が得られない可能性があるのです。

おわりに:変動型金利利用で自己資金のある方はネット銀行がおすすめ

ネット銀行の住宅ローンは審査基準が厳しく、また融資対象が限られるなどデメリットがある一方、条件を満たせば「低金利」という大きなメリットがあることがわかりました。

借入方法やライフスタイルで向き不向きはありますが、変動型金利を借りる予定の方で自己資金と与信に自信がある方は、ぜひ検討されることをおすすめします。

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この記事を監修した人

スターフォレスト代表取締役
増田浩次(ますだこうじ)

埼玉県出身。親族の大半が不動産業界を営んでいたことから、自身も不動産業界へ入って30年近くが経ちます。モットーは、お客さまに喜んでいただけるような的確な提案をすること。お客さまには物件の良いところも悪いところもすべてお話しています。
宅地建物取引士、住宅ローンアドバイザー、損保募集人資格を所持しておりますので、住宅ローンや資金計画のご相談・アドバイスもお任せください。

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