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2020.11.05 

ネット銀行でも住宅ローンを組むことはできる!メリット・デメリットや注意点は?

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ネット銀行は24時間利用でき、提携ATMが増えているなど、どんどん便利になっています。近年では、住宅ローンも利用できるようになりました。ただ、住宅ローンは「銀行の店舗で契約するもの」というイメージを持っている人も少なくないでしょう。

本稿では、ネット銀行で利用できる住宅ローンについて、店舗を持つ銀行での住宅ローンと比較しながら、メリット・デメリットや選び方について解説します。

目次

ネット銀行で住宅ローンを組むメリットとデメリット

実店舗ほとんど持たず、コンビニなどにあるATMでお金の出し入れができるネット銀行。24時間、振込や入出金ができるため、便利さもあって利用している人もかなり多いでしょう。近年は、ネット銀行でも住宅ローンが利用できるようになっていますが、店舗を持つ銀行と比較すると、どのような違いがあるのでしょうか。

まずは、ネット銀行で住宅ローンを組むメリットとデメリットについて、それぞれ見ていきましょう。

ネット銀行で住宅ローンを組むメリット3つ

ネット銀行で住宅ローンを組むメリットには、次の3つをあげることができます。

①低金利で住宅ローンを借りることができる

ネット銀行は店舗をほとんど持っていないため、店舗の賃料やそこで働く人たちの人件費がかかりません。その分だけ低コストで事業運営することができるため、住宅ローンの金利もより低くできるのです。

メガバンクでもかなり低い金利で住宅ローンを借りることができますが、ネット銀行はさらに低い金利を設定していることも少なくありません。ただ、店舗を持つ銀行との差は以前ほどではなくなっており、変動金利では低金利ですが、固定金利での差はあまり大きくありません。

なお、ネット銀行に限った話ではありませんが、できるだけ低金利で住宅ローンを利用したいと考えて変動金利で借りた場合は、将来金利が上昇したときに住宅ローンの返済負担が大きくなる可能性もあるという点には注意してください。

②来店不要で契約できる

店舗を持つ銀行では、住宅ローンの相談会は土日や祝日にも行われていますが、契約だけは平日の営業時間中に行かなければならないというケースも少なくありません。その点、ネット銀行は来店不要で契約完了まで行うことも可能です。

また、ネットでの契約に不安がある方でも、住宅ローンセンターのような住宅ローンの契約用店舗を持っているネット銀行であれば、店舗で安心して契約することができるでしょう。

③他のサービスでの特典が受けられる

一般的な住宅ローンでは、給与の受け取りなどに口座を利用していると金利の優遇が受けられたりします。ネット銀行では、それに加え、系列企業が発行しているクレジットカードを利用した時のポイント還元率が大幅に優遇されるなど、日々の生活での特典が受けられることもあります。

住宅ローンを利用するネット銀行の系列のサービスを利用している人であれば、かなり大きなメリットにつながることもあるでしょう。

ネット銀行で住宅ローンを組むデメリット3つ

①審査が厳しく、時間がかかる

ネット銀行の審査は、対面での申し込みではない分だけ慎重に行われます。そのため、どうしても審査を厳しくせざるを得ません。住宅ローンの利用を断られたり、融資限度額が希望よりも少なくなったりすることもあります。

また、慎重に行う分だけ審査にも時間がかかります。店舗を持つ銀行では2週間から1か月程度で審査が完了しますが、ネット銀行の場合は1~2か月かかることが多いようです。

この点について注意しておきたいのは、ネット銀行では本審査が厳しいのに対して、事前審査がかなりゆるいということです。ネット銀行の住宅ローンは、手軽に申し込めるようにしているためか、店舗を持つ銀行の事前審査よりもかなり基準がゆるくなっています。事前審査に通過したものの、本審査でNGになってしまうこと少なくないようです。

②融資対象外のものもある

ネット銀行では、借地権を対象とする住宅ローンは取り扱っていません。また、築年数がかなり古い物件や完済時の年齢がかなり高くなるケースでも、融資対象外になることがあります。

③事務手数料が高い

ネット銀行の住宅ローンは、店舗を持つ銀行と異なり、保証料を支払わなくても良い場合が一般的です。しかし、その分コストが少なく済むのではありません。その代わりに、事務手数料が「ローン金額の2%程度」と高く設定されています。これは保証料が必要な銀行での保証料率と変わりはありません。「保証料が不要」と言っても、住宅ローン全体でみると特にメリットになっているわけではないのです。

ネット銀行で住宅ローンを組むのは危険?

ネット銀行で住宅ローンを組むのが危険だと考えている人もいるようです。住宅ローンを申し込む際は、本人確認書類や収入を確認する書類、購入する物件などの情報を銀行に提出します。ネット銀行で住宅ローンを申し込む場合は、こういった書類を住宅ローンの申し込みサイトにアップロードしなければなりませんが、その点についてセキュリティを不安視する人も少なくないためです。

しかし、その点についてはあまり心配しなくても良いでしょう。そもそも、ネット銀行は重要な個人情報等を扱う業務をインターネット上で行っているのですから、セキュリティ面の強化には細心の注意を払っているはずです。

ネット銀行の選び方と注意点

ネット銀行で住宅ローンを利用する場合、どのようにして選べば良いのでしょうか。選ぶときのポイントは、金利・各種手数料・他のサービスとの関係の3つが挙げられます。

ネット銀行は、金利・各種手数料が他のサービスの利用状況に合わせて優遇される仕組みになっています。うまく組み合わせることで、住宅ローンの金利優遇、預金金利が高くなる、振込やATM利用の手数料が一定回数無料になるなどです。

ただ、せっかく優遇が受けられたとしても、ATMの利用頻度が多すぎると、ATM利用手数料だけで金利分やその他の優遇効果が吹き飛んでしまうこともあるので注意が必要です。

これとは別に、ネット銀行で住宅ローンを利用するときに一番注意しなければならないのが、「不動産会社のサポートが受けられない可能性がある」ということです。店舗を持つ銀行を利用する場合は、不動産会社に、住宅ローンの契約に必要な書類の手配やチェックなどをサポートしてもらえることが一般的ですが、ネット銀行で申し込む場合はサポートが受けられず、すべて自分で作業をしなければならない可能性があります。

一部のネット銀行は、不動産会社と代理店契約を締結するなどしており、その場合はサポートを受けることができるでしょう。

ネット銀行で住宅ローンを組む時の条件

これまで解説してきたネット銀行で住宅ローンを利用するときのメリット・デメリットなどから、どのようなケースであればネット銀行で住宅ローンを借りるメリットが大きいかをまとめました。

①変動金利で住宅ローンを利用したい場合

ネット銀行の住宅ローン金利は、変動金利であれば、店舗を持つ銀行よりかなり低くなります。変動金利で住宅ローンを借りようと考えている方は、ネット銀行を利用するのも選択肢になります。

ただし、今後の金利情勢次第では、固定金利よりも総返済額が多くなってしまうリスクもありますので気をつけてください。

②収入が多いなど、与信力がある場合

ネット銀行の本審査は、店舗を持つ銀行よりも厳しいものになります。収入が多い場合、収入に対して借入金額が多くない場合など、審査を確実に通過できるだけの与信力がある場合には、ネット銀行を活用しやすいでしょう。

ネット銀行の住宅ローンを利用するときは、金利以外のメリット・デメリットも確認しましょう

ネット銀行は、利用できるATMが多いことや、24時間ネット上で手続きできるなどのメリットがたくさんあります。また、住宅ローンを変動金利で利用する場合には、店舗を持つ銀行よりも低金利で借りられます。

しかし、店舗を持つ銀行よりも審査が厳しく、時間もかかってしまいます。審査に通過できるか不安があるのであれば、ネット銀行だけで検討するのではなく、店舗を持つ銀行も選択肢に入れてみるのがよいと言えるでしょう。

ファイナンシャルプランナー横山さんコメント

ネット銀行は、店舗を持つ銀行とは異なる形で事業展開しています。特徴が違うからこそ、同じ住宅ローンであっても、審査の進め方やメリット・デメリットにも違いが出てくるのです。

どちらにも一長一短がありますので、一概に金利や申し込み手続きだけでどちらがよいかを判断することはできません。ご自身の収入(審査に通過できるか)、返済計画(固定金利か変動金利か)、ライフスタイル(他サービスでの特典など)といった点で、どちらが向いているかも変わってくるものです。

住宅ローンはネット銀行がいいのか店舗を持つ銀行がいいのか、さまざまな側面から考えるようにしましょう。

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この記事を執筆した人

1級ファイナンシャルプランニング技能士、日本証券アナリスト協会認定アナリスト、MBA(経営学修士)
横山 研太郎

ねこのて合同会社 代表。大手メーカーで経理、中小企業の役員として勤務したのち、ファイナンシャルプランナーとして独立。金融機関での経歴がないからこそ、お客様にとってのメリットを最大化するプランを提案することができることを強みとする。保険だけ、投資だけに片寄ることなく、今の生活も将来の生活も可能性に満ちたものにするようアドバイスすることを心がける。

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