リフォームの業者選び
住宅購入の際、リフォームしてから入居を考えるのなら、まずは、水まわりをきれいにするのか、思い切って間取りを変更するのか、目的をはっきりさせることです。
リフォームの内容を決めたら、設備系に強い業者、間取りのプランニングが得意な業者、様々な素材を使った提案を数多く手がけられる業者など、業者ごとに得意な分野をチェックし、希望に合った業者に依頼します。
業者が決まれば、電話やメールで問い合わせし、希望のリフォームが実現できそうか相談します。 できれば複数の会社に問い合わせし、比較検討したほうが良いでしょう。
現場調査をしてもらい、プランと見積もりを依頼しますが、最初から1社に決めてしまわず、2~3社に依頼して比較検討することが大切です。
ただ、マンションの場合は、管理規約で禁止されているリフォーム内容もあるのでよく確かめ、工事の届け出はいつまでに必要かも確認しておきます。
リフォームの計画から入居までの段取りは
業者が決まれば、計画の詳細を検討し、最終的な金額が確定したら工事請負契約を締結します。
後で内容を変更すると追加の費用がかかる場合もあるので、最終プランや見積の金額はよく確かめることが大事です。
トイレや洗面台の交換や、一部の壁紙の張り替えのみなどの小規模なリフォームの場合、工事はたいてい1日で終わります。
間取り変更や設備の全面交換などの場合、プランニングだけでも数週間かかり、工事に1~2カ月かかったりもします。 工事にどれくらいの期間がかかるかも事前にリフォーム会社とよく相談することです。
中古住宅を購入してリフォームを行うのなら、入居したい時期までにリフォームが終わるようきちんとスケジュールを立てることが大事です。 最近は、不動産の仲介会社が物件購入とリフォームの両方を手続きしてくれる、ワンストップなどと呼ばれるサービスもあります。
不動産会社によっては、買い主の希望を事前に売り主に伝え、売り主が買い主の希望に沿ってリフォームしたうえで住宅を売買する、というケースもあります。
この場合、住宅の購入費用とリフォームの費用を合わせてどれくらいかかるか良く確かめ、事前に資金計画を立てておくとリフォームの内容も決めやすくなります。
早く入居できるようにするために
中古住宅のリフォームを行う場合、住宅の代金を支払い、物件の引き渡しが住んでからリフォーム工事に着手することになります。
ただ、物件の引き渡し後にリフォームの計画を立て始めると、リフォーム工事が終わって実際に入居できるまでにかなりの期間がかかってしまいます。
このため、できるだけ早くリフォームを終えて入居できるようにするには、物件選びと並行して、リフォーム事業者選びやリフォーム資金の検討などを進めておくようにします。
一戸建ての場合、マンションよりはリフォームの自由度は高くなりますが、それでも法律上の規制を受ける場合があるので、リフォームが可能かどうか事前に確認しておきましょう。
この記事を監修した人
スターフォレスト代表取締役
増田浩次(ますだこうじ)
埼玉県出身。親族の大半が不動産業界を営んでいたことから、自身も不動産業界へ入って30年近くが経ちます。モットーは、お客さまに喜んでいただけるような的確な提案をすること。お客さまには物件の良いところも悪いところもすべてお話しています。
宅地建物取引士、住宅ローンアドバイザー、損保募集人資格を所持しておりますので、住宅ローンや資金計画のご相談・アドバイスもお任せください。